「最近、人の名前が思い出せない……」「勉強したはずなのに、すぐ忘れてしまう……」
そんな記憶力の低下に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
実は、記憶力が落ちる原因の一つに「脳の栄養不足」があります。
脳は体の中でも特にエネルギーを必要とする器官なので、適切な栄養を摂ることで記憶力を高めることができるのです。
この記事では、科学的根拠のある記憶力を高める食べ物10選と、脳に効く栄養素、さらに逆効果になる食習慣までお伝えしていきます。
食事を見直して、冴えた脳を手に入れていきましょう!
記憶力が低下する原因は「脳の栄養不足」にあった
記憶力が落ちてきたと感じるとき、多くの人は年齢のせいだと諦めてしまいがちです。
しかし実際には、脳に必要な栄養が不足していることが原因かもしれません。ここでは、記憶力低下のメカニズムをお話ししていきます。
脳は体の中でも特にエネルギーを消費する器官
脳の重さは体重のわずか2%程度ですが、消費するエネルギーは全体の約20%にも及びます。
つまり、脳は小さいながらも非常に大食いな器官なのです。
特に記憶に関わる海馬という部分は、新しい情報を処理するために多くのエネルギーを必要とします。
そのため、栄養が不足すると真っ先に記憶力が影響を受けてしまうわけです。
また、脳は自分でエネルギーを蓄えることができません。
常に血液を通じて栄養を供給され続ける必要があるため、食事の質が直接脳の働きに影響を与えます。
だからこそ、脳に必要な栄養素をしっかり摂ることが、記憶力を維持・向上させるカギになるのです!
記憶力が落ちるときに起きている脳内の変化
記憶力が低下しているとき、脳の中では具体的にどんな変化が起きているのでしょうか。
まず、脳細胞同士をつなぐシナプスという部分の働きが弱まっています。
シナプスは情報を伝達する橋のような役割を果たしており、この働きが鈍ると情報がスムーズに伝わらなくなります。
結果として、覚えたはずのことが思い出せなくなってしまうわけです。
さらに、脳内で活性酸素が増えると、脳細胞が酸化ストレスによってダメージを受けます。
これが続くと、記憶を司る海馬の神経細胞が減少し、記憶力の低下が加速してしまうのです。
こうした脳内の変化は、適切な栄養を摂ることで予防・改善できることがわかっています。
栄養不足を放置せず、脳に必要な成分を意識的に補っていきましょう。
年齢・ストレス・生活習慣が記憶力に与える影響
記憶力の低下には、年齢だけでなくストレスや生活習慣も大きく関わっています。
たとえば、慢性的なストレスはコルチゾールというホルモンを増やし、海馬にダメージを与えることが知られています。
睡眠不足も記憶力に深刻な影響を及ぼします。
なぜなら、記憶の定着は睡眠中に行われるため、質の良い睡眠が取れないと記憶がうまく整理されないからです。
また、運動不足や偏った食事も脳の血流を悪化させ、栄養の供給を妨げます。
特に糖質や脂質に偏った食事は、脳の炎症を引き起こし、記憶力を低下させる原因になるのです。
年齢による記憶力の衰えは避けられない部分もありますが、ストレスや生活習慣を見直すことで改善できる余地は十分にあります。
食事をはじめとした生活習慣を整えることが、記憶力を守る第一歩なのです!
記憶力を高める食べ物に共通する「5つの栄養素」
記憶力を高める食べ物には、いくつかの共通する栄養素があります。
ここでは、脳の働きを支える5つの重要な栄養素について、それぞれの役割をお伝えしていきます。
DHA・EPA|脳細胞の材料になる必須脂肪酸
DHAとEPAは、オメガ3脂肪酸と呼ばれる必須脂肪酸の一種です。
これらは脳細胞の膜を構成する重要な成分で、特にDHAは脳内に多く存在しています。
DHAが不足すると、脳細胞の膜が硬くなり、情報伝達がスムーズに行われなくなります。
逆に、十分なDHAを摂取することで、脳細胞同士の連携が強化され、記憶力や学習能力が向上することが研究で示されています。
EPAは主に脳の血流を改善し、炎症を抑える働きがあります。
血流が良くなることで、脳に酸素や栄養がしっかり届くようになり、記憶力の維持につながるのです。
これらの栄養素は体内で作ることができないため、食事から摂る必要があります。
青魚などを意識的に食べることが大切ですよ!
ブドウ糖|記憶のエネルギー源
脳が活動するために最も必要とするエネルギー源が、ブドウ糖です。
脳は他の臓器と違い、ブドウ糖をほぼ唯一のエネルギー源として使っています。
特に記憶を形成する海馬は、多くのエネルギーを消費する部位です。
ブドウ糖が不足すると、集中力が低下し、新しい情報を記憶する力が弱まってしまいます。
ただし、急激に血糖値を上げる砂糖や精製された炭水化物は、逆効果になることも。
血糖値が急上昇すると、その後急降下して脳のエネルギー供給が不安定になるからです。
大切なのは、ゆっくりと消化される複合炭水化物(玄米や全粒粉など)からブドウ糖を摂ること。
安定したエネルギー供給が、記憶力を支えてくれます。
ビタミンB群|情報伝達を支える神経の栄養
ビタミンB群は、脳の神経伝達物質を作るために欠かせない栄養素です。
特にビタミンB1、B6、B12は、記憶力と深く関わっています。
ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーに変える過程で必要になります。
不足すると、せっかくブドウ糖を摂っても脳がうまくエネルギーとして使えなくなってしまうのです。
ビタミンB6とB12は、神経伝達物質の合成に関わっています。
これらが不足すると、情報の伝達がうまくいかず、記憶力や集中力が低下することがわかっています。
さらに、ビタミンB群は脳内のホモシステインという物質を減らす働きもあります。
ホモシステインが増えると脳にダメージを与えるため、ビタミンB群を摂ることで脳を保護できるのです!
抗酸化物質|脳の老化を防ぐ
抗酸化物質とは、体内で発生する活性酸素を除去する働きを持つ栄養素のことです。
活性酸素は脳細胞を酸化させ、老化や機能低下を引き起こす原因になります。
代表的な抗酸化物質には、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどがあります。
これらを摂取することで、脳細胞を酸化ストレスから守り、記憶力の低下を防ぐことができるのです。
特に記憶を司る海馬は、酸化ストレスに弱い部位とされています。
抗酸化物質をしっかり摂ることで、海馬の機能を長く維持できることが研究で示されています。
野菜や果物、ナッツ類には抗酸化物質が豊富に含まれています。
毎日の食事に取り入れることで、脳を若々しく保っていきましょう。
レシチン・コリン|記憶に関わる神経伝達物質の材料
レシチンとコリンは、記憶に深く関わる神経伝達物質「アセチルコリン」の材料になる栄養素です。
アセチルコリンは、記憶の形成や学習能力に欠かせない物質として知られています。
コリンが不足すると、アセチルコリンが十分に作られず、記憶力が低下してしまいます。
実際、認知症患者の脳ではアセチルコリンが減少していることが確認されています。
レシチンは、卵黄や大豆製品に多く含まれています。
これらの食品を日常的に摂ることで、記憶力を維持・向上させる土台を作ることができるのです。
また、レシチンには脳細胞の膜を健康に保つ働きもあります。
脳の構造と機能の両面から、記憶力をサポートしてくれる重要な栄養素なのです!
【科学的根拠あり】記憶力を高める食べ物おすすめ10選
ここからは、科学的根拠に基づいた記憶力を高める食べ物を10種類ご紹介していきます。
それぞれの食べ物がなぜ効くのか、どう食べると良いのかまで詳しくお伝えしていきますね!
青魚(サバ・イワシ・サンマ)
青魚には、DHAとEPAが豊富に含まれています。
先ほどお伝えしたように、これらは脳細胞の材料になり、記憶力を直接サポートする栄養素です。
特にサバには、100gあたり約1,000mg以上のDHAが含まれており、記憶力向上に効果的とされる量を効率よく摂取できます。
研究では、週に2〜3回青魚を食べる習慣がある人は、認知機能の低下リスクが低いことが示されています。
おすすめの食べ方は、焼き魚や煮魚です。
揚げ物にすると油が酸化しやすいため、できるだけシンプルな調理法を選びましょう。
缶詰でも栄養価はほとんど変わらないので、手軽に続けたい方はサバ缶やイワシ缶を活用するのもおすすめですよ。
卵
卵、特に卵黄には、レシチンやコリンが豊富に含まれています。
これらは記憶に関わる神経伝達物質アセチルコリンの材料になるため、記憶力向上に直結する食材です。
1日1個の卵を食べる習慣がある人は、記憶テストの成績が良いという研究結果もあります。
また、卵にはビタミンB群も含まれており、脳のエネルギー代謝を助けてくれるのです。
おすすめの食べ方は、ゆで卵や目玉焼きなど、卵黄が半熟状態のもの。
完全に固めるよりも、栄養素が吸収されやすい状態で食べられます。
朝食に卵を取り入れることで、午前中の集中力や記憶力を高めることができますよ!
ナッツ類(特にクルミ)
ナッツ類、特にクルミには、オメガ3脂肪酸や抗酸化物質が豊富に含まれています。
クルミの形が脳に似ていることから「ブレインフード」とも呼ばれているほどです。
研究では、毎日一握りのクルミを食べることで、記憶力や認知機能が向上することが確認されています。
また、ナッツ類全般に含まれるビタミンEは、脳の老化を防ぐ抗酸化作用を持っています。
おすすめの食べ方は、無塩・無添加のローストナッツを間食として食べること。
ただし、カロリーが高めなので、1日に20〜30g程度を目安にしましょう。
ヨーグルトに混ぜたり、サラダにトッピングしたりするのも、続けやすくておすすめです。
ブルーベリー
ブルーベリーには、アントシアニンというポリフェノールが豊富に含まれています。
この成分には強力な抗酸化作用があり、脳細胞を酸化ストレスから守ってくれるのです。
複数の研究で、ブルーベリーを定期的に食べることで、記憶力テストの成績が向上することが示されています。
特に高齢者の認知機能の維持に効果があるとされています。
おすすめの食べ方は、そのまま食べるか、ヨーグルトやスムージーに入れる方法。
冷凍ブルーベリーでも栄養価はほとんど変わらないので、年中手軽に摂取できます。
1日50〜100g程度を目安に、毎日続けることで効果を実感しやすくなりますよ!
大豆製品(納豆・豆腐)
大豆製品には、レシチンやイソフラボンが豊富に含まれています。
レシチンは記憶に関わる神経伝達物質の材料になり、イソフラボンは脳の血流を改善する働きがあるのです。
特に納豆には、ビタミンB群も豊富に含まれており、脳のエネルギー代謝をサポートしてくれます。
また、納豆菌による腸内環境の改善も、間接的に脳の健康を支えることがわかっています。
おすすめの食べ方は、納豆なら朝食に1パック、豆腐なら冷奴や味噌汁の具として取り入れること。
毎日無理なく続けられる形で、習慣化していきましょう。
大豆製品は低カロリーで高タンパクなので、健康的に記憶力をサポートできます!
玄米・全粒穀物
玄米や全粒粉のパンなどの全粒穀物は、ブドウ糖をゆっくりと供給してくれる優れた食材です。
精製された白米や白いパンと違い、食物繊維が豊富なため、血糖値が急激に上がりません。
脳は安定したエネルギー供給を必要とするため、血糖値の急上昇・急降下は記憶力に悪影響を及ぼします。
全粒穀物を選ぶことで、長時間にわたって脳にエネルギーを届けられるのです。
また、玄米にはビタミンB群も豊富に含まれており、脳の働きを多角的にサポートしてくれます。
おすすめは、白米に玄米を混ぜて炊くことから始める方法です。
いきなり全部を玄米にするのが難しい場合は、3割程度から試してみてください。
慣れてきたら徐々に割合を増やしていきましょう!
緑黄色野菜(ほうれん草・ブロッコリー)
ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜には、葉酸やビタミンK、抗酸化物質が豊富です。
葉酸はビタミンB群の一種で、脳の神経伝達物質の合成に欠かせません。
また、ビタミンKは記憶力や認知機能の維持に関わることが研究で示されています。
緑黄色野菜を日常的に食べている高齢者は、認知機能の低下が遅いという報告もあるのです。
おすすめの食べ方は、軽く茹でておひたしにしたり、スープに入れたりする方法。
油と一緒に摂ると、脂溶性ビタミンの吸収率が高まります。
1日に片手一杯分(約100g)を目安に、毎日の食事に取り入れてみてくださいね。
ダークチョコレート
カカオ含有量70%以上のダークチョコレートには、フラボノイドという抗酸化物質が豊富に含まれています。
この成分は、脳の血流を改善し、記憶力や認知機能を高める効果があることが研究で確認されているのです。
また、ダークチョコレートにはカフェインも少量含まれており、短期的な集中力向上にも役立ちます。
ただし、砂糖が多いミルクチョコレートでは効果が期待できないので注意が必要です。
おすすめの食べ方は、午後の間食として1日20〜30g程度を食べること。
食べ過ぎるとカロリーオーバーになるので、適量を守りましょう。
仕事や勉強の合間に少しつまむことで、集中力と記憶力を両方サポートできますよ!
ヨーグルト・発酵食品
ヨーグルトやキムチ、味噌などの発酵食品は、腸内環境を整える働きがあります。
実は、腸内環境と脳の健康は「腸脳相関」と呼ばれる関係で深くつながっているのです。
腸内環境が良好だと、脳の炎症が抑えられ、記憶力や認知機能が維持されることがわかっています。
逆に、腸内環境が悪化すると、脳にも悪影響を及ぼし、記憶力の低下につながるのです。
おすすめの食べ方は、無糖ヨーグルトにブルーベリーやナッツを加えて朝食にすること。
毎日続けることで、腸内環境が整い、脳の健康も維持されます。
味噌汁やキムチなど、和食や発酵食品を日常的に取り入れることも効果的ですよ!
バナナ
バナナには、ブドウ糖、ビタミンB6、トリプトファンが含まれています。
ブドウ糖は脳の即効性のあるエネルギー源になり、ビタミンB6は神経伝達物質の合成をサポートします。
また、トリプトファンはセロトニンの材料になり、精神的な安定をもたらします。
ストレスが記憶力に悪影響を与えることを考えると、バナナはメンタル面からも記憶力をサポートしてくれるのです。
おすすめの食べ方は、朝食や勉強・仕事前の間食として1本食べること。
手軽に持ち運べて、皮をむくだけで食べられるので、忙しい朝にもぴったりです。
ヨーグルトと一緒に食べることで、栄養バランスがさらに良くなりますよ!
記憶力アップ効果を最大化する「食べるタイミング・量・頻度」
記憶力を高める食べ物を知っていても、食べるタイミングや量を間違えると効果が半減してしまいます。
ここでは、記憶力アップ効果を最大限に引き出すための食べ方をお伝えしていきます。
朝食が記憶力に与える決定的な影響
朝食を抜くと、午前中の記憶力や集中力が大幅に低下することがわかっています。
なぜなら、睡眠中に消費された脳のエネルギーが補給されず、脳が栄養不足の状態になるからです。
特に学生や社会人にとって、午前中は重要な情報を処理する時間帯ですよね。
この時間帯に脳がエネルギー不足では、記憶の定着や理解力が低下してしまいます。
おすすめの朝食メニューは、卵、納豆、玄米ご飯、バナナ、ヨーグルトなどの組み合わせです。
これらを組み合わせることで、ブドウ糖、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取できます。
忙しい朝でも、バナナとヨーグルトだけでも食べるようにしましょう。
朝食を摂る習慣が、記憶力向上の第一歩になりますよ!
勉強・仕事前におすすめの食べ物
勉強や仕事の前に食べると記憶力をサポートしてくれる食べ物があります。
ポイントは、脳のエネルギー源になり、かつ消化に時間がかかりすぎないものを選ぶことです。
おすすめは、バナナ、ナッツ、ダークチョコレート、ブルーベリーなど。
これらは手軽に食べられて、脳に素早くエネルギーを供給してくれます。
逆に避けたいのは、揚げ物や脂っこい食事です。
消化に時間がかかるため、血液が胃腸に集中してしまい、脳に十分な血液が回らなくなります。
勉強や仕事の30分〜1時間前に軽く食べることで、集中力と記憶力をピークに持っていけます。
自分に合った「勝負メニュー」を見つけてみてくださいね!
毎日続けるための適量と注意点
記憶力を高める食べ物は、毎日適量を続けることが大切です。
一度にたくさん食べても、効果が倍増するわけではありません。
たとえば、青魚は週に2〜3回、1回あたり100g程度が目安。
ナッツは1日20〜30g、ブルーベリーは50〜100g程度が適量です。
注意点としては、特定の食べ物だけを過剰摂取しないこと。
たとえば、ナッツは栄養豊富ですが、食べ過ぎるとカロリーオーバーになります。
また、青魚に含まれる水銀のリスクも考慮し、毎日大量に食べるのは避けましょう。
バランスよく、複数の食材を組み合わせることが、安全で効果的な食べ方です!
サプリより食べ物を優先すべき理由
DHAやビタミンB群のサプリメントも市販されていますが、できれば食べ物から摂ることを優先しましょう。
なぜなら、食べ物には複数の栄養素が相乗効果を発揮する形で含まれているからです。
たとえば、青魚にはDHAだけでなく、タンパク質やビタミンDなども含まれています。
これらが一緒に摂取されることで、体内での吸収率や効果が高まるのです。
また、サプリメントは過剰摂取のリスクもあります。
特に脂溶性ビタミンは体内に蓄積されやすく、摂りすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
サプリメントは、あくまで食事で不足する部分を補う補助的な役割として使いましょう。
まずは食事を見直すことから始めてみてくださいね!
逆効果になる?記憶力を下げやすい食べ物・食習慣
記憶力を高める食べ物がある一方で、逆に記憶力を下げてしまう食べ物や食習慣も存在します。
ここでは、避けるべき食べ物と習慣について詳しくお伝えしていきます。
糖質の摂りすぎが脳に与える影響
糖質そのものは脳のエネルギー源として必要ですが、摂りすぎると逆効果になります。
特に、砂糖や精製された炭水化物を大量に摂ると、血糖値が急激に上昇し、その後急降下してしまうのです。
この血糖値の乱高下は、脳に大きなストレスを与えます。
結果として、集中力が続かなくなり、記憶力も低下してしまうわけです。
さらに、糖質の摂りすぎは脳内で炎症を引き起こし、海馬の神経細胞にダメージを与えることがわかっています。
長期的には、認知機能の低下リスクを高める可能性もあるのです。
甘いお菓子やジュース、白いパンや白米を大量に摂る習慣がある方は、少しずつ減らしていきましょう。
全粒穀物や果物から糖質を摂るように切り替えることがおすすめです!
トランス脂肪酸・加工食品の落とし穴
トランス脂肪酸は、マーガリンや揚げ物、スナック菓子などに含まれる人工的な脂肪酸です。
この成分は、脳の炎症を引き起こし、記憶力や認知機能を低下させることが研究で示されています。
また、加工食品には保存料や添加物が多く含まれており、これらも脳の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、高温で揚げた食品は酸化した油を含んでおり、脳細胞にダメージを与えるのです。
できるだけ新鮮な食材を使った手作りの料理を心がけましょう。
外食やコンビニ食が多い方は、週に数回でも自炊する日を増やすことから始めてみてください。
食品を選ぶときは、原材料表示をチェックし、添加物が少ないものを選ぶことも大切ですよ。
食事を抜く習慣が記憶力を下げる理由
ダイエットや忙しさを理由に食事を抜く習慣は、記憶力に深刻な影響を与えます。
特に朝食を抜くと、脳が長時間エネルギー不足の状態になってしまうのです。
脳は体の中で最もエネルギーを消費する器官なので、栄養が途切れると真っ先に機能が低下します。
食事を抜くことで、集中力、判断力、記憶力すべてが鈍ってしまうわけです。
また、食事を抜いた後にドカ食いをすると、血糖値が急上昇してしまいます。
これも脳にとってはストレスになり、記憶力の低下につながるのです。
1日3食を規則正しく食べることが、脳の健康を保つ基本です。
忙しくても、せめて軽食やバナナ1本だけでも食べる習慣をつけていきましょう!
カフェイン・アルコールとの正しい付き合い方
カフェインは適量であれば、集中力を高める効果があります。
しかし、過剰摂取すると睡眠の質が低下し、結果的に記憶力に悪影響を及ぼすのです。
1日のカフェイン摂取量は、コーヒーなら2〜3杯程度が目安。
午後3時以降のカフェイン摂取は避けることで、夜の睡眠を妨げません。
アルコールについても、適量なら問題ありませんが、飲みすぎは記憶力を著しく低下させます。
アルコールは海馬の働きを抑制し、新しい記憶の形成を妨げることがわかっているのです。
お酒を飲む場合は、男性なら1日2杯、女性なら1杯程度に留めましょう。
週に2日は休肝日を設けることも、脳の健康にとって大切ですよ!
食べ物+αで記憶力を高める生活習慣・脳ケア習慣
食べ物だけでなく、生活習慣を整えることで記憶力はさらに高まります。
ここでは、食事と組み合わせることで効果を最大化する生活習慣をご紹介していきます。
記憶を定着させる「睡眠」の重要性
記憶の定着には、質の良い睡眠が欠かせません。
なぜなら、日中に得た情報は睡眠中に整理され、長期記憶として保存されるからです。
特にレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが重要で、このサイクルが乱れると記憶の定着が妨げられます。
睡眠不足が続くと、海馬の機能が低下し、新しいことを覚える能力が著しく落ちるのです。
理想的な睡眠時間は7〜8時間とされています。
また、就寝前のスマホやパソコンの使用を控えることで、睡眠の質を高められます。
寝る前にカフェインやアルコールを摂らないことも大切です。
良質な睡眠こそが、記憶力を支える土台になりますよ!
軽い運動が脳を活性化させる理由
運動は、脳の血流を改善し、記憶力を高める効果があります。
特に有酸素運動は、海馬の神経細胞を増やす働きがあることが研究で確認されているのです。
ウォーキングやジョギング、水泳などの運動を週に3〜4回、30分程度行うことが推奨されています。
運動することで、脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が分泌され、脳の成長を促してくれるのです。
また、運動はストレスを軽減する効果もあります。
ストレスが記憶力に悪影響を与えることを考えると、運動は二重の意味で記憶力をサポートしてくれるわけです。
激しい運動でなくても、毎日の散歩や階段の上り下りなど、日常に取り入れられる運動から始めてみましょう!
スマホ・情報過多が記憶力を奪う仕組み
現代人は、スマホやインターネットから膨大な情報を浴び続けています。
この情報過多の状態は、脳に大きな負担をかけ、記憶力を低下させる原因になっているのです。
常に新しい情報が入ってくると、脳は情報の整理が追いつかなくなります。
結果として、本当に必要な情報を記憶することができなくなってしまうわけです。
また、スマホを頻繁に見る習慣は、集中力を分散させます。
マルチタスクが続くと、深い思考ができなくなり、記憶の定着が妨げられるのです。
1日の中でスマホを見ない時間を意識的に作りましょう。
寝る前の1時間はスマホを見ない、食事中はスマホを触らないなど、小さなルールから始めてみてくださいね。
食事と生活習慣を組み合わせる最強ルーティン
ここまでお伝えしてきた食事と生活習慣を組み合わせることで、記憶力を最大限に高められます。
たとえば、以下のようなルーティンがおすすめです。
朝は、卵と納豆、玄米ご飯、ヨーグルトとブルーベリーの朝食を摂る。
午前中は集中して仕事や勉強をし、昼食には青魚と緑黄色野菜を取り入れる。
午後の間食にはナッツやダークチョコレートを少量食べ、夕方には軽い運動をする。
夕食は大豆製品と野菜中心のメニューにし、就寝3時間前には食事を済ませる。
寝る前の1時間はスマホを見ず、リラックスして7〜8時間の睡眠を確保する。
このようなルーティンを続けることで、食事と生活習慣の相乗効果が生まれます。
完璧を目指す必要はありませんので、できることから一つずつ取り入れてみてくださいね!
まとめ
記憶力を高めるためには、脳に必要な栄養素をしっかり摂ることが重要です。
DHA・EPA、ブドウ糖、ビタミンB群、抗酸化物質、レシチン・コリンといった栄養素を意識的に取り入れましょう。
具体的には、青魚、卵、ナッツ類、ブルーベリー、大豆製品、玄米、緑黄色野菜、ダークチョコレート、ヨーグルト、バナナなどがおすすめです。
これらを毎日適量、バランスよく食べることで、記憶力を維持・向上させることができます。
ただし、糖質の摂りすぎやトランス脂肪酸、食事を抜く習慣は記憶力を低下させるので注意が必要です。
また、食事だけでなく、睡眠、運動、情報過多の回避といった生活習慣も記憶力に大きく影響します。
食事と生活習慣を見直して、冴えた脳を手に入れていきましょう!
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