痩せる漢方は市販で買える?おすすめ3種類を体質別に比較!防風通聖散・防已黄耆湯の選び方

「漢方でダイエットができるって聞いたけど、市販でも買えるのかな……」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

防風通聖散や防已黄耆湯など、肥満症に伴う症状に用いられる漢方薬は、ドラッグストアや通販でも購入することができます。
ただし、漢方薬は体質や症状に合わせて選ぶことが前提となっており、誰にでも同じように合うわけではありません。

この記事では、市販で購入できる痩せる漢方の基本的な考え方と、代表的な3種類の違い、自分に合った選び方についてご紹介していきます。
副作用や注意点、よくある疑問についても取り上げていくので、漢方薬を検討している方はぜひ参考にしてみてください!
なお、この記事は一般的な情報の紹介であり、実際の使用にあたっては薬剤師や登録販売者、医師に相談することをおすすめします。

目次

痩せる漢方は市販で買える?本当にダイエットに役立つのかを解説

具体的な漢方薬を知る前に、まずは「痩せる漢方」という言葉の意味について整理していきます。
過度な期待をせず、正しい理解を持って検討することが大切です。

漢方薬は「飲むだけで痩せる薬」ではない

漢方薬は、飲むだけで体重が減っていく魔法のような薬ではありません。
体質や症状に合わせて用いることで、便秘やむくみなど、体重増加につながりやすい体の状態を整える助けとなることが期待されている医薬品です。

「飲めば必ず痩せる」という考え方ではなく、体質改善のサポートのひとつとして捉えておくことが大切です。

市販の漢方薬にも肥満症に用いられるものがある

市販の漢方薬の中には、肥満症やそれにともなう便秘・むくみなどに用いられるとして、効能・効果が認められているものがあります。
これらはドラッグストアや通販で購入できる一般用医薬品として扱われています。

いずれも医薬品であるため、購入・使用の際にはパッケージの説明書きをよく確認する必要があります。

漢方でダイエットするなら体質に合った処方を選ぶことが重要

漢方薬は、その人の体質や症状のタイプに合わせて選ぶことが基本の考え方です。
体質に合わない漢方薬を選んでしまうと、期待する変化を感じにくいだけでなく、体調に合わないと感じることもあります。

次の章から、代表的な漢方薬の特徴と、体質別の選び方について取り上げていきます。

痩せたい人に使われる漢方3種類を比較!防風通聖散・防已黄耆湯・大柴胡湯の違い

漢方薬の基本的な考え方がわかったところで、続いては代表的な3種類の漢方薬についてご紹介していきます。
それぞれ特徴が異なるため、違いを確認してみてください。

防風通聖散はお腹の脂肪が多く便秘がちな人向け

防風通聖散は、お腹まわりに脂肪がつきやすく、便秘がちな体力のある方に用いられることが多い処方として知られています。
体内にたまった余分なものを排出する働きを助けるとされ、肥満症にともなう便秘や動悸、肩こりなどにも用いられています。

比較的体力があり、便秘に悩みやすいタイプの方に選ばれやすい処方です。

防已黄耆湯はむくみや水太りが気になる人向け

防已黄耆湯は、色白で疲れやすく、汗をかきやすい、いわゆる「水太り」タイプの方に用いられることが多い処方です。
体内の余分な水分の排出を助けるとされ、むくみや関節の腫れ・痛みにも用いられています。

筋肉が締まりにくく、水分をため込みやすいと感じる方に選ばれやすい処方です。

大柴胡湯は体力がありストレスで食べ過ぎやすい人向け

大柴胡湯は、体力が充実していて、みぞおちのあたりが張りやすく、便秘がちな方に用いられることが多い処方です。
比較的がっしりとした体格で、ストレスによる食欲の変化を感じやすいタイプの方に選ばれることがあります。

体力があり、便秘や脂質の多い食事が続きやすい方に選ばれやすい処方です。

3種類の漢方を体質・悩み・便通で比較

3種類の漢方薬は、体力の有無、むくみやすさ、便秘の有無といった観点で特徴が異なります。
防風通聖散は体力があり便秘がちな方、防已黄耆湯はむくみやすく汗かきな方、大柴胡湯は体力があり便秘とストレスが気になる方、というように、それぞれ向いているタイプが異なります。

いずれも自己判断だけで決めるのではなく、薬剤師や登録販売者に相談しながら選ぶことをおすすめします。

自分に合う痩せる漢方はどれ?体質・悩み別の選び方を解説

3種類の違いがわかったところで、続いては自分の体質や悩みに合わせた選び方について取り上げていきます。

お腹周りの脂肪や便秘が気になる人

お腹まわりに脂肪がつきやすく、便秘にも悩んでいる方は、防風通聖散が候補のひとつとして紹介されることが多い処方です。
体力がある程度あることが選ぶ際の目安のひとつとされています。

自分の体力や体質に当てはまるか、パッケージの説明や薬剤師への相談で確認してみてください。

むくみやすく汗をかきやすい人

むくみやすく、汗をかきやすい、いわゆる「水太り」タイプの方は、防已黄耆湯が候補として紹介されることが多い処方です。
筋肉があまり締まっていないと感じる方にも選ばれやすいとされています。

むくみが気になる方は、こうしたタイプの漢方薬も選択肢のひとつとして検討してみてください。

ストレスや食べ過ぎが気になる人

体力があり、ストレスによる食べ過ぎや便秘が気になる方は、大柴胡湯が候補として紹介されることがあります。
みぞおちのあたりの張りを感じやすい方にも選ばれやすいとされています。

気になる症状がある場合は、自己判断せず専門家に相談することをおすすめします。

冷えやすい・疲れやすい人は自己判断に注意

冷えやすい方や、疲れやすく体力が少ないと感じる方は、今回ご紹介した3種類の漢方薬が体質に合わない場合もあります。
体力の少ない方向けに調整された別の処方が用いられることもあるため、自己判断だけで選ばないよう注意が必要です。

自分の体質に不安がある場合は、必ず専門家に相談してから選んでみてください。

迷ったときは薬剤師や登録販売者に相談する

どの漢方薬が自分に合うか迷った場合は、ドラッグストアの薬剤師や登録販売者に相談することをおすすめします。
体質や症状、他に服用している薬の有無なども含めて、専門家の視点でアドバイスをもらうことができます。

自己判断だけで購入・使用するのではなく、専門家の意見を取り入れてみてください。

市販の痩せる漢方おすすめは?商品を選ぶときに確認したいポイント

体質別の選び方がわかったところで、続いては商品を選ぶときの確認ポイントについて取り上げていきます。

同じ漢方でも商品によって剤形や成分量が異なる

同じ「防風通聖散」という名前の商品でも、メーカーによって剤形(錠剤・顆粒など)や、含まれる成分量が異なる場合があります。
購入前に、パッケージや添付文書の記載をよく確認することをおすすめします。

同じ処方名でも中身が同じとは限らない点に注意してみてください。

「満量処方」とは?漢方を選ぶときの確認ポイント

漢方薬の商品には、基準となる分量を配合した「満量処方」と、それより少ない分量で作られた商品があります。
どちらが適しているかは、体質や症状、これまでの服用経験によっても異なるため、選ぶ際の判断は薬剤師などに相談することをおすすめします。

パッケージの記載内容を、購入前によく確認してみてください。

錠剤と顆粒は飲みやすさや続けやすさで選ぶ

漢方薬には、錠剤タイプと顆粒タイプがあり、それぞれ飲みやすさが異なります。
漢方特有の味が苦手な方は錠剤タイプ、しっかり効果を実感したい方は顆粒タイプを選ぶなど、続けやすさを基準に選ぶ方法もあります。

自分にとって続けやすい形状を選ぶことも、大切なポイントのひとつです。

価格は1日あたりの費用で比較する

漢方薬の価格を比較する際は、パッケージ全体の価格だけでなく、1日あたりの費用で比較することをおすすめします。
内容量や1回あたりの服用量が商品によって異なるため、単純な価格比較では正確な比較ができないことがあります。

続けやすさの観点からも、1日あたりのコストを確認してみてください。

ドラッグストア・通販で購入するときの注意点

ドラッグストアで購入する場合は、薬剤師や登録販売者にその場で相談できるというメリットがあります。
通販で購入する場合は、相談できる窓口があるか、添付文書の内容を確認できるかをチェックしてみてください。

初めて使用する場合は、対面で相談できる店舗での購入も検討してみてください。

痩せる漢方の副作用は?飲み合わせや服用時の注意点を確認

商品選びのポイントがわかったところで、続いては副作用や注意点について取り上げていきます。
安全に使用するために、必ず確認しておいてください。

漢方薬でも下痢・腹痛などの副作用が起こることがある

「漢方薬は自然由来だから副作用がない」と思われがちですが、漢方薬も医薬品である以上、下痢や腹痛、発疹などの副作用が起こる可能性があります。
特に、便秘に用いられる処方では、お腹がゆるくなりすぎることもあるため注意が必要です。

使用中に気になる症状が出た場合は、我慢せず専門家に相談してみてください。

持病や体質によっては服用前に相談が必要

持病がある方や、体質に不安がある方は、漢方薬を服用する前に、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
自己判断で服用を始めるのではなく、専門家の確認を得てから使用することが大切です。

特に、他の疾患で治療中の方は、必ず事前に相談してみてください。

他の漢方薬や下剤などとの併用に注意する

複数の漢方薬を同時に服用したり、下剤など他の医薬品と併用したりする場合は、成分が重複し、体への負担が大きくなることがあります。
自己判断で複数の薬を組み合わせず、薬剤師や医師に相談してみてください。

普段使用している薬がある場合は、購入時に必ず伝えるようにしてみてください。

体調に異変が出たときは服用を続けない

服用中に体調の異変や、いつもと違う症状を感じた場合は、そのまま服用を続けず、いったん中止してみてください。
症状が続く場合や強い場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

「せっかく買ったから」と無理に飲み続けないよう注意してみてください。

妊娠中・授乳中や治療中の人は自己判断で使用しない

妊娠中・授乳中の方や、他の疾患で治療中の方は、自己判断で漢方薬を使用しないでください。
必ず事前に医師や薬剤師に相談し、使用の可否を確認してから検討することが大切です。

安全を最優先に考え、専門家の判断を仰いでみてください。

痩せる漢方を使う前に知っておきたい疑問|いつまで飲む?痩せないときは?

注意点がわかったところで、最後によくある疑問について取り上げていきます。
気になる項目から目を通してみてください。

漢方を飲み始めてからどのくらいで効果を判断する?

漢方薬の効果を感じるまでの期間には個人差があり、一律に「何日で効果が出る」と言い切ることはできません。
添付文書に記載された使用目安の期間を参考にしながら、体調の変化を確認していくことをおすすめします。

効果の感じ方や期間について不安がある場合は、薬剤師に相談してみてください。

漢方を飲んでも痩せないときはどうする?

漢方薬を服用しても変化を感じにくい場合、そもそも体質に合っていない可能性や、食事・運動などほかの要因が影響している可能性が考えられます。
自己判断で量を増やしたり、他の漢方薬を追加したりせず、薬剤師や医師に相談してみてください。

漢方薬だけに頼らず、生活習慣全体を見直すことも大切です。

漢方薬は長期間飲み続けても大丈夫?

漢方薬を長期間使用する場合の可否は、処方の種類や体質によって異なるため、一律には言えません。
添付文書に記載された使用上の注意を確認し、長期間使用したい場合は薬剤師や医師に相談することをおすすめします。

自己判断で漫然と使い続けることは避けてみてください。

漢方と食事・運動を組み合わせるときの考え方

漢方薬は、体質を整えるサポートとして活用できますが、それだけに頼るのではなく、食事や運動とあわせて取り組むことが大切です。
栄養バランスの取れた食事や、無理のない運動習慣と組み合わせることで、より生活全体を整えやすくなります。

漢方薬をひとつの手段として、生活習慣全体を見直す意識を持ってみてください。

市販薬で改善しない場合は医療機関に相談する

市販の漢方薬を試しても改善が見られない場合や、体重や体調に大きな変化がある場合は、医療機関を受診することをおすすめします。
自己判断だけで市販薬を使い続けるのではなく、必要に応じて専門家の診察を受けることが大切です。

気になる症状が続く場合は、早めに医師に相談してみてください。

まとめ

ここまで、市販で購入できる痩せる漢方の基本的な考え方と、防風通聖散・防已黄耆湯・大柴胡湯という代表的な3種類の違い、自分に合った選び方についてご紹介してきました。

漢方薬は、飲むだけで確実に痩せる薬ではなく、体質や症状に合わせて選ぶことで、体重増加につながりやすい体の状態を整えるサポートとして活用されるものです。
副作用や飲み合わせにも注意が必要なため、自己判断だけで選ばず、薬剤師や登録販売者、医師に相談しながら検討することが大切です。

まずは自分の体質や気になる症状を整理したうえで、専門家に相談しながら、自分に合った漢方薬を検討してみてはいかがでしょうか。
食事や運動とあわせて、無理のない範囲で体質改善に取り組んでみてください。

 

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